子どもが手足口病になった時、子どもの病状が安定してくると気になるのが仕事ではないでしょうか。
仕事をしている身ですと、いつから保育園に通園可能かどうかが気になりますよね。
できるだけ早く仕事にでたいけど、感染するリスクがある状態で保育園に預けるわけにもいかず、見ていてくれる人もいなければ仕事を休むしかありません。
こどもが手足口病になったとき、いつから保育園に登園できるかについてまとめてみました。
手足口病になったら保育園はいつから登園可能?
手足口病は三大夏風邪の一つで、7月頃にピークを迎えるウイルス性の感染症です。
主に5歳未満のこどもがかかりやすく、まれに大人も感染します。
感染症は学校保健安全法で出席停止の期間が定められています。
手足口病は第3種のその他の感染症に分類されています。
発熱や咽頭・口腔の水疱、潰瘍を伴う急性期は出席停止、治癒期は全身状態が改善すれば登校可とされています。
インフルエンザなどの感染症では発症後〇日は出席停止とされていますが、手足口病では期間については規定が明確には定められていません。
そのため、個人の配慮と判断が必要とされます。
しかし、自己判断はなかなか難しいですよね。
手足口病のウイルスが唾液から消えるのは、感染から14日間といわれています。
他の子に移しても怖いのでしっかり治してからと考えると、潜伏期間を考えても9日から12日程登園を控えたほうがよいでしょう。
しかし、現実問題で仕事をそんなに長く休むことは避けたいし、熱も下がって食欲もあれば、この期間より短くても医師より登園可能の診断はもらえます。
医師の許可が出たら、保育園の意向も確認し、大丈夫であれば登園してもよいでしょう。
保育園によっては、完全に治るまではダメというところもあるでしょうし、医師の許可が出たのなら登園可能のところもあります。
保育園によって判断や決まりは様々ですので、診断を受けたうえで確認しておくと安心ですね。
手足口病は保育園に登園許可証はもっていくべき?
登園許可証は園によって必要か必要でないかは判断が分かれますので、通園している保育園に確認しましょう。
保育園によって基準が異なりますので、医師の許可があったとしても保育園の許可がない場合は登園を控えたほうがいいですね。
長く付き合っていく保育園との信頼関係をくずさず、良好な人間関係でいるためには、事前に確認しておくことが一番です。
手足口病の場合は登園許可書がいらない保育園も多いみたいですが、必要とするところも少なからずあります。
登園許可証をかいてもらえたとしても、食事がとれないなどまだ元気になっていない場合は登園は控えたほうがいいでしょう。
手足口病は保育園でプールに入っても大丈夫?
夏にはやりやすいとちょうどプールや水遊びのある時期なので、判断に悩みますよね。
手足口病の感染経路はいくつかあり、ドアノブ・手すり・便座・おもちゃなどの表面を介して病原体が付着し、感染する「接触感染」、咳やくしゃみによってウイルスが飛沫する「飛沫感染」、便の中に排泄されたウイルスが、口の中に入って感染する「糞口感染」があります。
手足口病のウイルスは唾液中にもあるので、プールですとプールの水を媒介して感染するリスクがあります。
そのため、潜伏期間も踏まえて症状が出てから9日から12日はプールを控えたほうがいいでしょう。
水泡が破れてそこからウイルスが出てくる可能性もあるので、発疹が枯れたのを確認してからにしましょう。
まとめ
手足口病の出勤は明確な出勤停止がきまっていないので、受診した病院の医師の判断と通っている保育園の決まり・ルールによります。
親として子どもの状態が今どんな状態にあるのかを把握し、判断しましょう。
夏風邪の一種ですが、見た目の症状よりも感染力は高いとされています。
保育園は集団の生活の場ですので、お互いに気持ちよく通園できるように行動しましょう。
早く良くなるといいですね。
お大事にしてください。