真夏日の暑さから徐々に解放されて気温が落ち着いてくる10月。
気温の減少とともに気になってくるのが空気の乾燥ではないでしょうか?
肌も荒れやすくなって嫌ですよね。
何故、秋になると乾燥し始めるのでしょうか。
また、家で簡単にできる乾燥対策についてもまとめてみました。
秋に乾燥するのはなぜ?
秋に乾燥し始める原因としてまず第一に考えられるのは気温の低下です。
空気中の飽和水蒸気量は温度と大きく関係しており、気温が下がると空気中の水蒸気量が少なくなります。
冷たい空気には水分を多く含むことができません。
そのため、気温が下がり始める秋には湿度も低下していくのです。
もう1つの原因として考えられるのは風です。
夏は太平洋高気圧による熱く湿った南寄りの季節風が吹き、湿った空気を日本に運んできていました。
しかし、秋になると太平洋高気圧の勢力が弱くなり、かわりに大陸からの比較的乾いた空気が北寄りの風によって運ばれてきます。
そのため、夏に比べて湿度が低くなるのです。
じめじめの夏よりもカラッと晴れた秋のほうがいいですか、乾きすぎるのもいろいろ問題が出てきて困りますよね。
ちょうどよい時期は限られていてなかなかうまくいかないものです。
秋の乾燥対策は加湿器以外だとなにがいい?
徐々に低くなる気温と湿度。
家庭で簡単にできる対策はなにかないのでしょうか。
一番簡単なのは濡れタオルを部屋にかけておくことです。
濡れタオルはできればバスタオル程度のものを使用したほうが効果的です。
小さいとすぐに乾いてしまいます。
一度電子レンジで温めてからのほうが蒸発するスピードが速まります。
すぐに湿度アップをしたい場合には濡れタオルを振り回すのも効果的です。
タオルをかける場所がない場合は洗面器やボウルなどの広口の容器に水やお湯を入れて部屋の片隅に置いておくといいでしょう。
家にあるもので、すぐにできるのでやりやすいですよね。
カーテンに霧吹きで水を吹きかける方もいるようです。
部屋全体の湿度を上げることで乾燥を軽減することができますね。
私は冬場はわざとお風呂場のドアを入浴後も開けて、リビングの湿度アップを図ります。
狭い我が家だからできることかもしれませんが、結構効果的です。
あとは、お湯を沸かしてケトルや鍋の蓋を外しておくことで水蒸気が広がります。
部屋の気温が下がることで乾燥もひどくなるので、部屋の温度を下げないために窓に梱包用のプチプチを貼るのもオススメです。
冬の結露対策にもなりますので、部屋の水蒸気量も減らすにすみます。
秋の乾燥には肌など体には何する?
乾燥対策は部屋だけでなく、自分のお肌の乾燥対策もしっかり行いましょう。
スキンケアは重要ですよ~。
普段から入浴後に化粧水で保湿する方も多いと思いますが、秋以降の乾燥対策としては化粧水+保湿美容液などプラスしていくほうがいいです。
また、入浴後着替えてからではなく、お風呂を上がる直前や直後の体がまだ濡れているくらいの状態でスキンケアをすることをオススメします。
秋の乾燥は油断できないですよ。
入浴後などみるみる水分は蒸発してしまいます。
まだ潤っている状態で保湿をしてオイルなどでキープしてあげるほうが潤いアップします。
食器洗いなどの水仕事が多いと、ぱっくりひび割れもできてしまうので、ハンドクリームをつける習慣も早め早めに身につけましょう。
寝ているときにのどの乾燥が気になる方は、マスクを着用するのもオススメです。
最近は保湿作用のあるマスクもあるので便利ですよね。
口開けて寝てしまうタイプの方や口呼吸の方はにはマスクをしたほうが喉が乾燥しすぎないようにすることができますよ。
まとめ
秋が過ぎ、冬になると乾燥もよりひどくなります。
秋の始まりから対策を把握しておくことで、乾燥を防ぎましょう。
湿度が高いと感染症などの予防にも効果がありますよ。