お盆の習慣がないと、お供え物は何をどのようにするのかわからなくて困りますよね。
お盆の定番の品や、のし紙と掛紙の違いなどについてまとめてみました。
お盆のお供えは何がいいの?
お盆のお供えを準備する場合は何が一般的なのでしょう。
定番としては盆菓子と呼ばれる落雁があります。
米などから作ったでんぷん質の粉に水あめや砂糖を混ぜて着色し、型に押して乾燥させたお菓子です。
さらっとした口どけと奥行きのある上品な甘さがあります。
記憶をさかのぼると祖母の家のお仏壇にお供えしてあったような気がします。
見た目も上品で高級品のような印象でした。
砂糖菓子と思っていましたが、でんぷん質のお粉に混ぜてあるんですね。
可愛い花の形など食べるのがもったいないですよね。
一般的に7月末ころからお菓子屋さんやスーパーの店頭で購入することができます。
季節ものなので、お盆が終わると姿を消すことも多いので、早めにお求めになるといいですね。
盆菓子以外には、缶詰や水ようかん、ゼリーなど賞味期限の長いものがオススメです。
最近では入浴剤やボディソープ、洗濯洗剤や掃除用洗剤などいろいろなものが送られています。
線香やろうそくセットなども腐らずに、いずれは消費されるので無駄にはなりません。
お盆のお供えで使うのはのし?掛け紙?
お盆のお供えを購入した時に悩むのが水引やのしですよね。
香典袋もそうですけど、用途に合わせて使うものが違うのでその場で選択するので迷います。
一般的に、のしの印刷された慶事用の印刷掛紙を、のし紙と呼ぶこともありますが、弔事のときはのしは印刷されないので、掛紙といいます。
内掛紙だと開封するまで誰からのお供えかわかりませんから、包み紙の上からかける外掛紙にしましょう。
掛け紙が裏で重なるときは、慶事と一般のときは左を内側に、右を外側に重ねます。
弔事では左が外側になるので注意が必要です。
水引は白黒か黄白の結びきりのものを使いましょう。
表書きは「御供」か「御仏前」です。
名前は旦那さんの名字だけかフルネームで記載しましょう。
親族で同姓が多い場合は誰からのものかわかりづらく紛らわしいため、姓名を記名するとよいでしょう。
お盆のお供えにはどんな花がいい?
お仏壇やお墓で思わず目が行くのはきれいな花ですね。
華やかに飾られていると気持ちも和みますよね。
故人の好きな花を飾る分にはいいのですが、一般的に棘のある花(バラなど)や香りの強い花(ユリなど)、毒のある花はお供えには好ましくないです。
花の本数は3,5,7本のいずれかに揃えましょう。
白・黄色・紫の3色をメインにまとめてみましょう。
オススメは定番の菊やミゾハギです。
あまり派手でなく、長持ちする花を選びましょう。
お盆が近づいてくると、スーパーの店頭にも花が置かれるので、みてみましょう。
まとめ
お盆のお供えについてわかりましたか?
決まり事もあるので、間違わないようにしたいですね。
地域や宗派によってかわりますので、ご自身の地域と宗派のルールや考え方も1度確認してみましょう。