トイレトレーニングが進んでいくと立ちはだかる壁の1つが「おねしょ」ではないでしょうか。
日中のトイレトレーニングとは違い、寝ている間は我慢はできないし、コントロールが難しいですよね。
おねしょ対策とおねしょをしてしまったときの対処方法についてまとめてみました。
おねしょをしないための対策
おねしょとは寝ているときに無意識におしっこを漏らしてしまうことです。
おしっこをためる膀胱の大きさと夜眠っている間にできるおしっこの量がバランスが取れないためにおこります。
そのため対策としては
①夜寝る前などの水分を控える
寝る前に水分を多くとってしまうと、その分寝ている間につくられるおしっこの量も増えてしまいます。
寝る前の水分を控えることで作られる量が減り、膀胱にためられるのです。
②寝る前にトイレに行く
寝る前にトイレに行って膀胱の中のおしっこを出してしまうことで、膀胱にためられるおしっこの量が増えるためおねしょの予防につながります。
③おなかを冷やさない
寒いとトイレが近くなりますよね。それは暑いときに比べると汗や水蒸気となって体から出て行く水分が減り、体の水分が多くなり過ぎるためです。
また、寒いと手足など体の末端の血管が縮み、体の中心の血液量が増えて、それを減らそうとしておしっこが多くつくられます。
寒さが刺激となって、おしっこを出そうとする交感神経のはたらきも強くなります。そうすることでおねしょをしやすくなってしまいます。
腹巻などでおなかを寒さから守りましょう。
おねしょをしてしまいそうなときに使えるグッズ
もしかしたらおねしょしてしまうのではないかと不安な時に布団をぬらさないようにするグッズを紹介しますね。
①防水シーツ
水分を通さないので布団をぬらさないのです。我が家はみんな寝相が悪いので布団全体に敷けるサイズを購入しました。
最初は子供布団にセットだった小さめの防水シーツを布団に横に2枚敷いたりもしましたが、運悪くそのシーツの間におねしょをしてしまうことがあり
敷いている防水シーツは濡れずに布団がびっしょりになってしまうこともありました。
そのため、布団が隠れるくらいの大きめの防水シーツでしっかり布団をカバーすることにしました。
ベッドにはボックスタイプの防水シーツも通販で買うことができますよ。
②おねしょケット
パジャマの上から着るタイプのスカートバージョンとパンツバージョンがあります。
手作りのアイデアもあり、基本はフリースの内側に防水布を付けてスカートするようです。
防水シーツと比べてコンパクトなので、洗濯も楽ですよね。
③夜用紙おむつ
夜用の紙おむつがあります。オムツは嫌がるお子さんにはパットタイプもありますので、そちらを使用してみてはいかがでしょうか。
おねしょをしてしまったときの対処方法
残念ながらおねしょをしてしまって布団がぐっしょりと濡れてしまったとき、できるだけにおいや雑菌の繁殖を抑えたいですよね。
我が家では寝室にクエン酸水と重曹を常備して、以下の手順で対処しています。
①おねしょしてしまったところの水分をしっかりとるためにトイレットペーパーや紙おむつを押し当てます。
②クエン酸水(※)もしくは除菌スプレーを大量にかけて浸透させてから再び①をして水分をとります。
③何回かくりかえしたあと、仕上げに重曹をふりまきます。
④重曹が水分を吸収したところで掃除機で吸い取り、天日干しをします。
他にも
・おねしょの濡れた部分の外側から円を描くようにお湯を回しかけて、おねしょ部分を踏みこみ、アンモニアを流します。
(おしっこ成分のタンパク質は、約70℃くらいになると固まってしまいますので熱湯はダメ)
・布団をクリーニングに出します。
などの方法もありました。
※ドラッグストア等で売っている「クエン酸」小さじ1と水1カップを混ぜて、クエン酸水を作ります。
アンモニアに効果があり、臭いもとれるうえ、掃除でも活用できるので便利です。
まとめ
夜中に「濡れちゃった~」と起こされて、眠い目をこすりながら布団を拭いていると寝不足になります。
できるだけおねしょを少なくするために今日から試してみてはいかがでしょうか。
おねしょをしてしまっても焦らず、怒らず、おおらかな気持ちでお子さんを安心させてあげてください。
次第におねしょをしなくなり、親子で安心して眠れる日はきますよ。