七夕といえば笹飾りを思い出す人も多いのではないでしょうか。
たなばたさまの歌詞にも「ささの葉さらさら」というフレーズが出てきますね。
七夕が近くなってくると、幼稚園やお店などで笹飾りをみかけますね。
可愛いお願い事が書かれた短冊が飾られた笹は本物の場合も多いです。
本物の笹はどこで手に入るのか、保存方法や処分方法についてまとめてみました。
七夕の笹はどこで手に入るの
七夕で使う笹はどこで手に入るのでしょう。
笹が売っているところはあまり見かけませんよね。
まずは近くの花屋さんに相談してみましょう。
竹やぶがあればその土地の地主さんに相談するのもよいでしょう。
竹は切ってもすぐ生えてくるので、交渉しやすいと思います。
もしくは、植木屋やホームセンターの園芸コーナーなどにないかみてみましょう。
切ると日持ちがしないので、七夕直前にならないと入荷しないのかもしれないので、見に行った日になくても確認が必要です。
ここで、疑問に思うかもしれませんが、笹を探しているのに竹の情報をお伝えしています。
笹と竹は似ていますが、違う植物です。
しかし、文部科学省の見解では「竹と笹のどちらでも、利用する場所によって、言葉を使い分けても良い」となっています。
つまり、茎の部分を利用するものが竹、葉っぱの部分を利用するものが笹ということです。
竹でも笹でも似ているので、どちらでも七夕ではいいということですね。
見分ける方法もあります。
水や栄養分を運ぶ通路の役割をする葉脈が、格子状になっているものが「竹」、平行になっているものが「笹」です。
七夕の笹はどうやって保存すればいいの
さて、七夕の笹を手に入れることができました。
しかし、みるみる元気がなくなって七夕当日にはしんなりしてしまっていた…ということになっては大変です。
笹の保存方法について学びましょう。
笹は自然に生えている植物なので、根がないと長期保存は非常に難しいです。
花屋でも七夕直前にならないと仕入れないことが多いくらい難しいそうです。
青々とした美しい状態を継続させたい場合は、プラスチック製のものにするか、七夕の当日に用意するしかありません。
しかし、実際は準備などがあるので当日に用意するのは厳しいですよね。
前日など早めに準備が必要な場合は、竹がすっぽり入るくらいの大きなたらいやプールを用意しして、竹を中に入れます。
上から新聞紙をかけて水をヒタヒタになるくらい入れます。
大きなたらいやプールがない場合は水につけて湿らせた新聞紙を上からかけましょう。
採りたてのときに比べたら鮮度は下がりますが、そのまま放置するよりもきれいな状態が長く続きます。
また、水:酢が3:2の酢水につけるのも効果的です。
七夕の笹はどうやって処分すればいいの
楽しい七夕が終わった後に頭を悩ませるのは七夕で使った笹の処分方法です。
以前は願いをかけた笹は、川や海に流してけがれを払う七夕送りや七夕流しなどの風習がありました。
天の川にささげたものを地上の川に帰すというロマンチックな風習でしたが、現在は環境破壊の観点からできません。
また、各自で燃やしてしまうのもダイオキシン発生の危険性がありできません。
神社によってはお焚き上げをしてくれる場合もあるそうですが、現代では地域で決められた方法でゴミとして処分するのがマナーとなっています。
市区町村のホームページで確認するか、清掃局等に問い合わせてみましょう。
まとめ
七夕には欠かせない笹飾りですが、本物の笹を使用するのは大変ですね。
しかし、本物だからこそ雰囲気もでますので、ぜひ笹を使って七夕を盛り上げてください。
毎年七夕が近づくと天気も気になりますね。
今年は晴れて織姫と彦星が会えるといいですね♪